旅人の皆さんこんにちは。
近々、5泊6日で中国・深圳に行きます。中国本土を旅するのは、2025年のゴールデンウィークの北京以来、2回目です。
,前回の準備記事から変わったことを中心に、出発前に準備しておくと快適に旅できる情報を、2026年10月時点でメモしていけたらと思います。
最近は、旅の計画をAIと一緒に考える方も多いと思います。私も旅先ではよく、ClaudeやChatGPT、Geminiを使って次に行く場所を決めています。
ただ、中国・香港・マカオに行く場合は注意が必要です。アメリカ企業が提供しているAIは、基本的にこの3つの地域では使えません。最近は特に厳しく、サービスによってはVPN経由の接続も制限されています。最悪の場合、アカウントが停止される可能性もあるそうです。
,Redditなどの掲示板にもいろいろな情報がありますが、中でもClaudeが一番厳しく対処しているようです。なので私は、滞在中はClaudeからログアウトして、使わないでおこうと思っています。
代わりに、Kimiなど中国発のAIを使うのも手です。ただ、入力したデータのオプトアウトは難しく(できなくはないものの、運営にメールで依頼するしかない)、入力する情報には気をつけて使うことになりそうです。
入国に関する情報は目まぐるしく変わります。出発前に、必ず最新の情報を確認してください。
,現時点では、2026年末までは日本のパスポートならビザなしで入国できます(30日以内の滞在)。ただ、2027年以降の延長はまだ発表されていないので、年末年始に旅行する方は慎重に検討してください。
入国カードは、以前は紙に書いていましたが、今はオンラインで事前に提出できるようになっています。入力は英語で、数分で終わります。前日などにパパッと済ませておくと楽だと思います。
国際線の乗り継ぎで中国の空港を使うだけの方も、念のためビザ免除の条件は確認しておくといいかもしれません。私はウズベキスタンからの帰国便で深圳で乗り継いだとき、なぜか乗り継ぎ口を通れず、一度入国する羽目になりました。中国の空港スタッフには英語を話さない方もいるので、ご注意を。
中国はキャッシュレス化が進んでいて、中国のQR決済アプリはほぼ必須です。おすすめのものを3つ紹介します。
最近出た、海外からの旅行者向けの決済アプリです。登録は必要ですが、本人確認がいらないので、ほかの2つに比べて準備が圧倒的に簡単です。とにかく手早く払えるようにしておきたい方におすすめです。
一方で、レストランのモバイルオーダーや施設の予約に使う、WeChatのミニアプリ機能は使えません。
,WeChatアプリの中にある決済機能です。中国を旅行するなら、あると便利です。いろいろな場面でミニアプリ機能を使うので、決済だけでなく、レストランの注文や施設の予約にも大活躍します。本格的に使うには本人確認が必要なので、出発前に済ませておくと安心です。
このアプリ一つで、移動と決済が完結します。DiDiもAlipay経由で使えるので、私は移動と決済に使っています。こちらも本人確認が必要な場合があるので、済ませておくといいと思います。
めんどくさがりの方はTenPay Go。しっかり備えたい方は、AlipayとWeChat Payの両方を使えるようにしておくのがおすすめです。
私は、ahamoの国際ローミングを使います。前回の北京も、基本的にはahamoで通信して過ごしていました。ahamoなら追加料金なしで、月30GBのデータ容量をそのまま海外でも使えます(海外で最初に通信した日から15日を過ぎると速度制限がかかります)。
,日本の回線でつないでいるので、前回もGoogleやInstagramはVPNなしで使えました。電話番号も日本のままなので、中国のアプリに登録するときのSMS認証も受け取れます。データ専用のeSIMだけだとSMSが届かないので、ここは地味に大事です。
VPNもあれば安心かもしれませんね。VPNサービスを契約するのもいいですが、家に常時稼働させられるPCがあれば、Tailscaleの「Exit Node」機能で、自宅の回線を経由してネットにつなぐ方法もあります。ホテルやカフェのWi-Fiを使うときの保険になります。
,ひとつ気をつけたいのは、VPNをつないだままClaudeやChatGPTを開く場合です。前の節で書いたとおり、AIサービス側のフィルターに引っかかる可能性があります。VPNは普段のネット用と割り切って、AIはVPN経由で使わないようにしておくと安心です。
ここだけ少し宣伝になりますが、私が自分で作っている旅行アプリ「Romblan」も紹介させてください。
ローミングやVPNがあっても、地下鉄や建物の中で電波が途切れることはあります。Romblanはオフライン環境にも強いので、航空券や宿の予約番号、旅程をまとめておけば、通信が不安定な場面でも確認できます。作った本人として、中国のようにネット環境に気を遣う旅先でこそ役に立つと思っています。今回の深圳旅行も、しおりと予約番号をすでにRomblanに登録してあります。
,中国ではGoogle Mapsは使い物にならないので、ご注意を。私は、中国の定番地図アプリ・高徳地図の海外向け版「AMap Global」を使うことが多いです。
日本語に対応していて、最近は海外の電話番号でもアカウントを作れるようになっています。前回の北京では登録に中国の電話番号が必要で、eSenderというアプリで番号を取ってから登録していたので、その手間がなくなりました。行きたい場所は、日本にいるうちに保存しておくと現地で探し直さずに済みます。お店は中国語の名前で出てくることもあります(Metal Handsは「铁手咖啡」)。
また、iPhoneユーザーであれば、Apple Mapsも中国で使えるそうです。中国国内の地図データには高徳地図のものが使われているので、そちらを使うのもおすすめです。
中国旅行は、言語の壁や独自の決済網、ネット環境など、ほかの国にはない準備がたくさんあります。それでも一度慣れてしまえば、冒険しがいのある場所です。深圳は、ドローン配達やロボタクシーのように、日本ではまだ触れられない最先端のテクノロジーを体験できる場所でもあるので、今からワクワクが止まりません。帰ってきたら、実際に役に立ったものと空振りしたものを追記します。
それでは、未来を感じられる良い旅を。