ブダペストの年越しは拍子抜けだった話

2025年12月大晦日。初めて訪れたブダペスト。どのような年越しが行われるかとても楽しみだった。

だが、いざその瞬間を迎えると呆気ないものだった…


私たちは年末年始にブダペストを観光していた。日本人には馴染みのないハンガリーという国。ヨーロッパ諸国は観光大国が多くて埋もれがちだが、私にとっては生活感もほどよく共存しててとても過ごしやすかった。

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そしてついに迎えた大晦日。もちろんヨーロッパでの年越しは初めてで、全く想像できなかった。

一応事前には調べてきたがこれといった情報がなかったので手探り状態で11時ごろに宿を出た。冬のブダペストはとても寒く、外気温は-2℃程度。お部屋で休憩してる間に雪が降ったみたいで、また違ったブダペストの街並みが広がって、私は良い年越しができると根拠もない自信が湧き上がってたのだ。

夜のライトアップが素敵な国会議事堂へやってきた。予想通り大勢の観光客らしき人たちが花火を目印に集まっていた。

まだ1時間前というのにドナウ川沿いでは複数箇所で花火が絶えず上がっていた。前回の台湾とは違い、花火は各個人が上げているみたいだった。なので規則性もなく絶えず上がっていた。

1時間前から花火が絶えず上がってるため、私は花火のストックが切れるのでは?と勝手に心配になってしまった。

ドナウ川沿いに複数花火が上がってるスポットがあったため、友人と相談して景色が良いところへドナウ川沿いを歩く。雪で白化粧をしたブダペストはまた違った美しさがあり、歩いてて飽きなかった。

鎖橋が見える花火スポットに到着。人もある程度いて盛り上がりそうと判断した私たちは新たな年を迎える場所を決め、その瞬間を待つことにした。

そして年が明けるまで10秒前、私たちはカウントを始める。花火は絶えず上がりっぱなし。周りもカウントしてる人がちらほら。そして…

Happy New Year!

前回の台湾と重ねて、ここから花火がクライマックス、歓声が上がるのかと思いきや…

花火は特に変わらず一定のペースあがり続けるだけ。周りの人も「え。。。今年明けたの?」と思ってるようなリアクション。

日本から遥々年越しを楽しみにやってきたのに拍子抜け。場所によってはもっと盛り上がりを見せた場所もあると思う。観光地でありながら、どこか生活感が漂っていて押し付けがましくないブダペスト。この年越しも、まさにそういう街らしいなと感じた。

盛り上がりには欠けるが、そこまで混雑せず、かといって人がいないという訳でない。程よい群衆と共に新年を迎えられたのはブダペストならではの体験だったのだなと感じた。

この後、新年特別営業していた近くのクリスマスマーケットへ向かい、温かいアップルサイダーを飲んだ。派手さはないが、白化粧の美しいブダペストの景色とまったりした雰囲気で迎えた年越しは、心の奥深くに残るものになった。