三連休の初日。海外に行くにも航空券が高い。国内も主要な観光地は混雑。
家に閉じ込められたような感覚に陥り、気が滅入りそうになったそのときに見つけた一軒のホテル。
「EASE IPPEKI」
伊豆にこんな静かな湖があったのか。観光地の喧騒とは無縁の、7室だけの小さなホテル。
どこにも行けないなら、どこにも行かなくていい場所へ行こう…
JR踊り子号を使って伊豆にある伊東駅に到着。熱海とは違い伊東駅はそこまでごった返してはなかった。
ここからまたバスを使い一碧湖を目指す。注意して欲しいのは、バスの本数が1時間に1本ほどなので接続が良い電車を選んだほうが安心です。

バス自体は交通系ICが利用できたので、基本的に移動はキャッシュレスで済むのは嬉しかったです。さて、さらにバスに揺られ30分程度。一碧湖に到着。近くには美しい湖畔が遠めに見えるだけ。
早速ホテルにチェックイン。セルフチェックインなのでホテルの端末に身分証を登録し部屋に案内されます。
部屋に入った瞬間、ほのかに香るアロマと大きな窓から見えるのは太陽の反射で揺らめく一碧湖。
部屋は広いがとてもシンプル。シンプルだからこそ目の前の景色に没頭できるような素敵なお部屋。
,私は窓の前に設置された大きな読書机に腰掛け、ただ目の前の景色を楽しむ。
11月の中旬で16時頃には太陽が沈み、黄昏時となります。変わりゆく一碧湖をただ眺める。気づけば時間を忘れ、目の前の景色に没頭していた。
やはり旅は観光というよりふとした隙間時間に心を動かされる。そんなことを思い、あたりが暗くなるまでずっと窓を眺めてました。

部屋には冷蔵庫が備えてあり、その中にWelcomeドリンクとお菓子が入っておりました。フロントに聞いたところ私の場合は無料とのことでお菓子だけいただくことに
,今回私は素泊まりのプランを選択したので食事は自分で調達しないといけません。ただ、宿の近くには23時まで空いてるコンビニがあるので私はそちらで晩御飯を買って食べてました。
ご飯を食べた後は、お部屋にある源泉掛け流しのお風呂でゆっくりと浸かります。
EASE IPPEKIの良かった点の一つに私は旅館じゃなくモダンなホテルスタイルなお部屋だったことです。
どうしても旅館だと温泉がメインかつ作業するのには不便だったりします。EASE IPPEKIは写真にある通り大きな読書机があるので作業も読書もとても捗ります。
また、大浴場とかなく各部屋で温泉を楽しむことができるので誰とも接触しない1人だけの贅沢時間を堪能することができます。
私もお風呂上がりにジャーナリングや読書に集中することができました。周りに観光地や移動する場所がないため目の前のことだけに集中でき、山籠りしてるような気分です。
今なら私も有名な文豪みたいに超大作を作れる、そんなことをぼーっと考えながら心安らぐ時間を過ごしました。
朝。夜明け前に起き暖かい紅茶を飲みながら徐々に明るくなる一碧湖を眺めてぼーっとする。
チェックアウトまで時間があるので温泉を楽しみ、またジャーナリングや読書に浸る。

チェックアウト後は一碧湖近くのカフェでコーヒーを飲みながら帰りのバスを待つ。
,今回の旅は多分しばらくは忘れられないような景色を心に刻み、自分自身の調整も出来たと思います。
もし、ふと旅に出たいが時間がないという方の新しい選択肢として参考になればと思います。
,それでは、自分自身を取り戻す素敵な旅を。