2026年、台湾・台中で暮らすように旅をするのに重宝したカフェたち

台湾旅行といえば、台北。台中が話題に上がっても、宮原眼科や春水堂に寄って日帰り——くらいのイメージの人が多いと思う。

でも実際に1週間ほど滞在してみたら、驚くほど居心地が良かった。その居心地の良さを支えてくれたカフェたちを紹介したい。


JT Coffee

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オフィスビル26階に構えるカフェ。日本だとこのレベルのカフェは敷居が高く感じるが、中はモダンな雰囲気で1人客向けのカウンターテーブルも用意されている。カウンターテーブルには電源コンセントも完備。

台中で一番最初に訪れたカフェだった。最初はアクセス方法が分からずあたふたしたが、ゲート前にいる受付の方にカフェへ行きたいと伝えるとゲートを開けてくれる。

エレベーターが開いたら、開放感ある台中の街並みがお出迎え。高層階のカフェといえば台北101にもあるけど、あちらは観光のおまけ。ここはカフェが主役だ。お茶をいただきながら景色を楽しむ贅沢、全く混み合ってない店内。至福の時間だった。最初からこんな当たりを引いてしまったら、この先のカフェ巡りが楽しみでしかない。

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HAUSINC CAFE

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Instagramでふと見つけたこのカフェは、台湾のベストカフェ25選にも選ばれた、古い家屋をリノベーションしたカフェだ。

幹線道路から少し外れた静かなエリアにある。人気店だから混んでいるだろうと身構えて入ったが、むしろ穏やかだった。2階の自然光が気持ちいい座席では、各々が自分の作業に没頭している。電源もWi-Fiもあるが、それ以上にこの静けさが心地いい。

こんなコミュニティスペースが家の近くに欲しい——そう強く思いながら、私も少しだけ混じって作業した。

いちごジャムと一緒にいただくスコーンがとても美味しくて、滞在中にもう一度足を運んでしまった。

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ONIBUS COFFEE 台中

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ONIBUS COFFEEは東京・中目黒発のスペシャルティコーヒーブランド。

何度か中目黒で訪れているのだが、いつも混んでいてゆっくりできない。そんなONIBUS COFFEEが台中にもあると知って訪れてみた。

HAUSINCと同じ科博館エリアなのでハシゴするにもいい。店内は日本の設計チームが手掛けた、赤土の丘のようなうねりのある空間で、小ぶりだけどとても居心地がいい。

英語で注文しようとすると、「日本人ですか?」と店員さんから聞かれ、それ以降は日本語での接客に切り替わった。台湾では日本語を流暢に話してくれる方が本当に多い。日本ブランドを海外から応援するつもりが、こちらが温かく迎えられてしまった。

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番外編: 台中緑美図

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台中に2025年末オープンしたばかりの「台中緑美図」。妹島和世と西沢立衛のSANAAが手掛けた、台湾初の美術館と図書館の複合施設だ。緑に囲まれた中央公園の中に、純白の建物が点在している。

気になって休日に訪れてみた。館内は広く開放的で、市民たちが思い思いに本を読んだり、パソコンで作業したり、勉強したりしている。電源もあって、これが無料で使えるのはあまりにも贅沢だ。

台中の街づくりが少し羨ましくなりながら、適当に本を漁って良い休日を過ごせた。


台中のカフェは、東京のように行列に並ぶ必要もなく、観光地のように急かされることもない。ただ静かに、自分の時間を過ごせる場所がたくさんある。

誰かに薦められたわけでもない街で、自分だけのお気に入りを見つけていく。それが台中での「暮らすような旅」だった。

滞在中にまだまだ気になるカフェはあったが、それはまた次の台中で。

そんな、静かに満たされる良い旅を。