旅人の皆さんこんにちは。
2026年5月、初めての中央アジアへ向かう途中で、ソウルに2泊しました。東京からタシケントへの都合のいい直行便が見つからず、成田から仁川へ飛び、2泊してからウズベキスタン行きの便に乗る旅程です。
最初はただの乗り継ぎだと思っていました。タシケントが本編で、ソウルはその手前の待ち時間。でも、知らない中央アジアへ向かう前に、半分知っている街で呼吸を整えるのも悪くない。そう思い直して、私はソウルで3軒のカフェに立ち寄りました。乗り継ぎの時間が旅に変わっていった記録です。
最初に入ったのは、Compileというカフェ。
ソフトウェアエンジニアが旅先で「Compile」という看板を見たら、まあ入りますよね。店の前に立った時点で、もう半分笑っていました。
中に入ると、席と席のあいだをベルトコンベアが走っていて、注文したコーヒーがそこに乗って自分のほうへ流れてきます。カフェなのに、どこか小さな実験室みたいでした。Wi-Fiと電源があり、滞在時間に制限はあるものの、ノートPCを開いて少し作業するには十分です。
旅の途中のはずが、看板に釣られてPCを開いて仕事をしている。1軒目から、いつものエンジニアの日常とあまり変わらない過ごし方をしていました。
,次に向かったのは、Anthracite Coffeeの西橋店。3階建ての一番上のフロアに座りました。訪れた時はBGMすら流れていなくて、周りの人たちは本を読んだり、ノートPCに向かったり。大きな窓の外にはソウルの街並みと小さな庭園。旅先だとつい予定を詰めて動き回りたくなるのですが、ここは長居を許してくれる空気で、私もゆっくり休憩しながら、タシケントで何をしようかと軽い一人ミーティングをしていました。

朝食代わりに塩パンを食べました。外はさくっと、中にはバター。口に入れた瞬間、去年ジャカルタで通っていたDaribuの釜山由来のミルク塩パンを思い出しました。インドネシアで好きになった味に、予定外のソウル経由の途中で再会する。旅は本当に、変なところでつながります。
,3軒目は、Starbucks 京東1960。京東市場の奥、生鮮や乾物が並ぶ生活の匂いが濃い通路を抜けた先に、急にスターバックスが現れます。旧京東劇場をリノベーションした店舗で、1960年代の劇場の雰囲気を残したまま、見慣れた緑のロゴが置かれている。市場のざらっとした感じから大きな吹き抜けの空間へ入る落差に、少し拍子抜けしました。

コールドブリューを注文して席に着くと、観光客に混ざって、隣で参考書を広げて勉強している人がいました。旅先の有名店でありながら、誰かにとってはただの日常の席でもある。私が普段仕事をしているカフェも、初めて来た旅人にはきっと違う目で見えているはずです。
このカフェは立地が特殊なため、見つけるのに苦労しましたが、以下の記事を参考に辿り着くことができましたので掲載させていただきます。
,経由地での滞在が長いと、どうしてもロスに見えます。早く目的地へ行きたいし、荷物を詰め直すのも面倒です。でも、そこを最初から旅に組み込んでしまえば話は変わる。カフェに座って、写真を撮って、次に向かう場所のことを少し考える。今回のソウルは、中央アジアへ飛び込む前に気持ちの焦点を合わせる時間になりました。
それでは、乗り換え時間も賢く使える良い旅を。