旅人の皆さんこんにちは。
突然ですが、皆さんは「観光をしない旅行」をしたことはありますか?今回私は、ベトナム・ホーチミンで2週間という期間を過ごしたのですが、これがまさに「観光をしない旅」でした。美術館にも行かず、有名な市場にも足を向けず、ただただ普段と同じように仕事をして、読書をして、カフェで過ごす...そんな日々を送ったんです。
なぜこんな過ごし方を選んだかというと、最近の旅行でいつも感じていた「急かされる感覚」から解放されたかったから。せっかく遠くまで来たのだから、あれも見なければ、これも体験しなければ...という強迫観念のような気持ちに疲れてしまったんですね。そこで今回は、「暮らすように旅する」ことを実験してみることにしました。
滞在先として選んだのは、M Villageというアパートメントホテルでした。なぜここを選んだかというと、まず何より長期滞在に適した設備が整っていること。キッチンはもちろん、洗濯機も完備されているので、本当に「住んでいる」感覚を味わえるんです。
,部屋に入ると、想像以上に広くて清潔。特に気に入ったのは、窓から見える中庭の眺めでした。毎朝起きて中庭を眺めながらコーヒーを飲む時間が、私の新しいルーティンになりました。2週間もいると、本当にここが自分の「ホーチミンの家」のような感覚になってくるんです。不思議ですよね
さて、日中の大半を過ごしたのは、近所のカフェでした。エンジニアの仕事はリモートでできるので、カフェを転々としながら作業をしていたんです。これがまた、毎日の小さな冒険になりました。
The Workshop Coffeeは、3階にある隠れ家的な存在で、食事メニューも充実していて一日中過ごせる場所でした。窓から見えるホーチミンの街並みを眺めながらコーヒーを飲む時間が本当に癒しで、仕事の合間にふと外を見ると、この街で暮らしているんだなという実感が湧いてきました。
,Sipply Coffeeは、ピンクの教会(タンディン教会)の近くにあるブランチで、2階は比較的静かでした。テラスもあって、気分転換に外の空気が吸えるのがとてもよかったです。作業に疲れた時に、少し外に出てホーチミンの街の空気を感じられるのは、思った以上にリフレッシュになりました。
,Cafe Oshima'sは、3区の静かな住宅街にある隠れ家カフェで、小さなガーデンがある静かな路地に位置しています。趣味の良い内装と魅力的な色合いで、まさにネイバーフッドカフェという感じ。日本的な要素も感じられる落ち着いた雰囲気で、ゆったりと過ごせる場所でした。
,長時間カフェにいるときは、現地の人たちの過ごし方も観察していました。人々の日常や日本との違い、雰囲気の違いがとても刺激的で、いろんな発見をすることがありました。学生や社会人たちが雑談や勉強をしていて、日本だとおしゃれなカフェでこんなことやってると気まずいところですが、ホーチミンではとても自然な光景でした。みんなそれぞれのペースでカフェ時間を楽しんでいて、ホーチミンの人たちにとってカフェがいかに生活の一部になっているかがよく分かりましたね。
食事については、もともとご飯屋さんを探すのが苦手なこともあって、Grabデリバリーをよく活用していました。お店を探して歩き回るのは疲れるし、部屋でゆっくりといろんな選択肢から選べるのが性に合っていました。よくフォー・ガーや牛肉とチャーハンの盛り合わせ的なものを好きで頼んでいて、想像以上に選択肢が豊富だったのには驚きました。
また、日本では予約しないとなかなか入れないPizza 4P'sにも気軽に行けるのがホーチミンの良いところですね。この辺りの体験については、別の記事で詳しく書いてるのそちらをご覧ください。
,そして、たまに外に食べに行きたくなった時は、近くのPho Hoa Pasteurでフォー・ガー(鶏肉のフォー)を食べていました。ホーチミンで一番有名なフォー屋さんといわれる老舗で、40年以上続く昔ながらの味が楽しめます。ミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれているお店で、カフェ作業の合間の気分転換にもぴったりでした。
2週間という時間を、観光地を巡ることなく過ごしてみて気づいたのは、「急かされない時間」の価値でした。今日はあそこに行かなければ、明日はこれを見なければ...という焦りがないだけで、こんなにも心が穏やかになるものなのかと驚きました。
地元の人たちと同じようなペースで過ごしていると、ホーチミンという街が持つ独特のリズムが見えてきます。朝は早く、昼は暑いから少しゆっくりして、夕方からまた活動的になる...そんな自然なリズムに身を委ねることで、この街が本当に「住める街」なのだということが実感できました。
ホテルの人とのちょっとしたあいさつや、カフェでの注文、街で見かける急成長する街並み...そんな観光地でもないふとした風景が脳にこびりついて、普段何気ないところにも異文化を感じるんです。そんな小さな発見や感動こそが、この旅の一番の収穫だったかもしれません。
滞在費用(2週間)
今回の2週間を振り返って思うのは、観光しない旅にも確実に価値があるということ。急かされることなく、自分のペースで過ごす時間の中で、ホーチミンという街の素顔を垣間見ることができました。
もし皆さんも、いつもの旅行に少し疲れを感じているなら、こんな「暮らすように旅する」スタイルを試してみてはいかがでしょうか。きっと新しい発見があると思います。
ホーチミンが、私にとって「また帰りたい場所」になったのは間違いありません。今度はもう少し長く滞在して、さらに深くこの街を知ってみたいと思っています。
旅人の皆さんも、素敵な「何もしない旅」を見つけてくださいね。